犬の予防接種で気を付けたい意外な注意点
2016年4月5日
短大のドックケアコースの授業で、「ストレス」の観点から、犬に注射を受けさせた‘直後’に気を付けることがある、というのを学んだんよ。当然ながら犬も人間と同じようにストレスを感じるんよね。ストレスとひとくちに言っても楽しい事(遊ぶ・食べる)も嫌な事(ケンカする・病院に行く)もストレスになる。
ザックリ簡単に説明すると、犬の場合(ヒトや猫も同じかもしれないが、授業で習ったのは犬についてなので)ストレスの元となる刺激を受けると、犬の体内では副腎髄質からアドレナリンが放出されるんよ。アドレナリンは「戦いか逃げ」のホルモンとも呼ばれ、動物が敵から身を守る時や獲物を狩る必要にせまれられた時に出るんやて。このアドレナリンのおかげで心拍数や血圧が上昇するなどして、体が緊張・興奮状態になり、獲物を狙うために集中したり、素早く筋肉を動かしたりできるようになる。アドレナリンの放出はストレスの元が無くなったらすぐに終わるわけじゃないんよ。ストレスの元が無くなっても15~20分ほどはゆるやかにアドレナリンの放出が続くらしい。
例えば、ゾーイは散歩中にある犬を見かけると、背中の毛を立てて体を緊張させるん。もしその犬に近づき過ぎると激しく吠えたりする。この時ゾーイの体の中ではアドレナリンが出まくってるんやけど、たとえその犬の姿が見えなくなっても、しばらくの間ゾーイは興奮してるんよ。これはアドレナリンの放出が続いているからなんやね。
犬が予防接種を受ける時も同じように犬の体内ではアドレナリンが放出される。注射を受けることはストレスの元やからね。だからたとえ注射が済んだとしても、その直後び犬はしばらく興奮状態にあると言える。もちろん興奮の度合いは犬それぞれやと思うけど、注射が終わった時にストレス状態も終わり、ではないみたい。
普段は大人しい犬だったが・・・予防接種を受けた直後、車に子どもさんとその犬を一緒に乗せてたら、犬が子どもさんを噛んだ、という話を先生が授業で2回もしたんよ。子どもさんは犬が興奮状態にあると知らなかったんやろね。いつものように犬を撫でようとしたら噛まれたんやて。「もし飼い主が、犬が注射が終わってもしばらくの間は興奮状態だと知っていれば防げた事故」だと先生は言うんよ。
先生が言うには・・・犬に注射を受けさせた直後の15分から20分間は犬に話しかけたり、かまったりせず、静かなところで過ごさせるのが良いらしい。ニオイ取りはストレス解消に役立つので、注射が済んだらササッとその場所・他の犬・他の人間から離れて15分程度静かにニオイ取りをさせるのも興奮状態を鎮める為に良いんやて。私は今まで狂犬病予防接種やワクチン注射の時に、ゾーイとフィービーが注射のせいで体調に変化がないかどうかは気にしてたけど、注射を受けた直後の事はあまり気にしてなかったんよね。今までトラブルは無かったけれど、これからはそれも気にしてあげやなアカンね。
ゾーイとフィービーが寝室で寝てるので、リビングの大きなクッションをひとり占めしてご満悦のつくしさん。柔らかなビーズクッションに体を包まれる感触がたまらなく良いらしい。
2016年4月5日 at 7:22 午前
病院へ行って注射となれば人間でも大きなストレスになります。犬は賢いから同じくらいのストレスを受けるんでしょうね(^_-)-☆
アドレナリンの放出が続く(@_@)注意が必要ですね。
2016年4月7日 at 12:33 午前
wakasahs15thさん>
ウチのゾーイはすごく病院を嫌がるので、注射だけでなく診察でも注意してあげたいなあと思います。
2016年4月5日 at 9:10 午後
狂犬病のお注射の季節ですね。確かに人間だって注射はイヤー!ですから、わんちゃんたちだって、同じように感じていますよね(^^)/
2016年4月7日 at 12:49 午前
slecfarmさん>
そうですよね。うち猫もそろそろワクチン注射の予定なんです。猫も病院ではストレス溜まるだろうなあと思います。
2016年4月5日 at 9:55 午後
こんばんは^^
へぇ~そうなんだ!
深い話しにカンシンしました☆
ということは
それは人間にも言えることですね 気をつけなくちゃぁ(笑)
2016年4月7日 at 12:51 午前
pikaoさん>
人間は自覚できますが、犬猫たちは事前に「注射に行くよ」と教えるわけにもいかず、飼い主が注意してあげないといけないなと思っています(^^)
2016年4月6日 at 9:45 午前
なるほど、ためになりました。
人のホルモンに関しても、不思議だな~よくできてるな~(よくない間違えたホルモン放出もあるけど)と思っていましたが、生き物はみんな、そうなんですね。
知識って大切♪
2016年4月7日 at 12:58 午前
orcaさん>
ホルモンは生存の為にも必要不可欠なものですものね(^^)
犬の体の研究が進んでくると共に、どんどん新しい情報が出てきます♪